lost girl ロストガール
Netflixにオススメされたファーゴがあまりに良かったので、次にお勧めされた『lost girl』を見始めた。
主人公、Anna Silk演じるボウは18歳の時、自分が人間ではなく怪物かなにかだと自覚し、その力のせいで逃亡生活を強いられ、10年を経てフェイと呼ばれる生き物と分かるところから話が始まる。
フェイとは総称で日本で言うところの妖怪に当たるらしい。
雪女、かっぱ、ガマ仙人、狼男や吸血鬼などおなじみのものから、人の血液に入り込んで相手を知るものや、身体を思い通りに操れるなど様々な種類がフェイがいる。
ボウは人の性欲を吸い生気を得ているフェイで、サキュパスと呼ばれている。
サキュパスは、吸血鬼に血が必要なように人間やフェイの性欲が必要なわけで、かなり頻繁にキスやさらにその先のシーンが出てくるので、子供とは一緒に見られない。
Supernatural gets sexyとは確かにそうだ。
ロストガールとブラックリストは、話の構造が似ていると思う。
ボウもエリザベスも養子で自身の両親が誰か知らず、また両親が誰なのかがシーズンを通して謎を解くキーとなっている。
シーズン1で誰かはなんとなくわかるものの、2の途中ではまだ全貌がハッキリしていない。
恋愛に関してもふたりとも上手くいっているのは言い難く、状況も複雑である。
どちらにもトリックとレッドという、ある種導いている年長の男性がいて父親的愛情を注いでいてくれるのもわかりやすい共通点か。
その中で、ブラックリストはシーズン2は途中脱落気味なのに対し、ロストガールを見続けているのは(今はシーズン2の10話め)相棒のケンジーを気に入っているのと、ボウが前向きで出来るだけ自身の信念に沿って物事を正そうとしている姿勢が好きだからと思う。
Life is hard when you don't know who you are. It's harder when you don't know what you are. My love carries a death sentence.
I was lost for years, searching while hiding, only to find I belong to a world hidden from humans.
I won't hide anymore. I will live life I choose.
さらにブラックリストは何かと話が深刻なのに対し、ロストガールはフェイという架空のものを扱っている分、何か軽くてその軽さがちょうど良いのだと思う。