Why do cherry blossoms bloom earlier in Tokyo then in Kagoshima? 2022/4/5

マリー(ナレーション): 親愛なる日記さん。東京にある我が家の近くの桜は、いまやほぼ満開でとても可愛らしいの。今朝、TVのニュースを見ていると、奇妙な内容が聞こえてきた。

アナウンサー:もうすぐ鹿児島の桜の花が咲きそうです。

マリー:え?鹿児島ではまだ桜が咲いていないの?パパ、なんで東京の桜が鹿児島の桜より早く咲くの?

父:なぜそんな事を聞くの?

マリー:鹿児島は東京より南だからもっと暖かいでしょ?だから鹿児島の桜の方が早く咲くと思っていたの。

父:いい質問だね。ん…

マリー(ナレーション):パパは答えを知らなかったので、科学の先生であるSato先生に聞いてみる事にしました。

サトウ先生:桜が咲くにはとても寒い冬が必要なの。

マリー:寒い冬?どういう意味ですか?

サトウ先生:桜のつぼみは夏に作られるけど、秋と冬にの間は成長が止まる。その時間をSleeping periodと呼ばれている。

マリー:桜は寝るの?

サトウ先生:ある意味ではそうです。寝る前に樹はホルモンを作ります。桜のつぼみが寒い冬を経験すると、このホルモンは少しずつなくなっていきます。ホルモンが十分に残っていないと、つぼみが目を覚ますのよ。

マリー:つまり寒い冬は桜にとって目覚ましみたいなものなんですね!

サトウ先生:正解よマリー。もし冬がそこまで寒くなかったら、つぼみはより長く寝ています。

マリー:その目覚まし時計が動かないわけですね!

サトウ先生:その通り!東京と鹿児島の気温グラフを見て。

マリー:2022年1月の平均気温は、東京は4.9度、鹿児島は9度!鹿児島の方が暖かいですね。

サトウ先生:だから鹿児島の桜は目が覚めて花が咲くのがゆっくりなのよ。分かりましたか?

マリー:分かりました!